こんにちは！ノースファミリー実行委員会です。
「しもねり・かわら版」第５号では、北町で活動していて気軽に参加できるサークルを一部紹介しています。ここでは、紙面でお伝えしきれないサークルの魅力や取材の様子を、４回に分けてリポートします。
第１回は、親子観劇サークル「とんがりコーンサークル」です。
「とんがりコーンサークル」は「NPO法人こども劇場いたばし」に所属する親子観劇サークルで、４歳から大人までを対象に、演劇、音楽、人形劇、伝統芸能など、様々なジャンルのプロの舞台を鑑賞しています。
年５回の演劇鑑賞会のほか、こどもまつりやキャンプ、親子で遊べるイベントなども行っています。
そのイベントの１つで、昨年の１２月１日（日）に北町小学校で実施した親子で楽しめる遊びのイベント「いま・むかしあそびがいっぱい！」（※）を取材した際の様子を紹介します！
「いま・むかしあそびがいっぱい！」は、現代の子どもたちに親しまれている「いまのあそび」と伝統的な「むかしのあそび」を体験できるイベントで、学校の教室や廊下に、けん玉、ベーゴマ、羽子板、ペットボトルボーリング、パクパク人形づくりなどの遊びのブースを設けて、好きな遊びを自由に選んで回れるようになっています。
けん玉のブースでは、スタッフと子どもたちが、お盆に固定した紙コップの中にピンポン玉を入れた練習器具を使って、けん玉の基本動作の練習をしていました。
両手で練習器具を持ちお盆の位置をおへその高さに保つことで手が自由に動かない状態を作り、その状態で膝の伸縮を使ってピンポン玉をまっすぐ上に飛ばし、そのままコップの中に収める動きを繰り返すことで、けん玉の基本動作習得につながるのだそうです。
私たちも挑戦させてもらいましたが、これがなかなか難しい！実際のけん玉では器用に手を動かしてうまくキャッチできていた子も、この練習器具では自己流が通用せず悪戦苦闘している様子でした。
ペットボトルと色紙で作るパクパク人形のブースでは、「可愛い色にしたい。」「怒っている顔にしたい。」など、思い思いの色や表情を子どもたちが自分たちで考えて人形を作っていました。
最後の全体あそびでは、全員で教室に集まり、同じ誕生月の人を探してグループをつくったり、じゃんけんをして勝った子の後ろに負けた子が並び列を作っていくじゃんけん列車あそびをしたりと、大人、子ども、年齢を問わず全員一緒になって遊びの時間を共有しました。
「とんがりコーンサークル」代表の木原さんにお話しを伺うと、「このイベントでは、決まったルールではなく子どもが自分たちで遊び方を考えて楽しめること、大人も一緒になって楽しめることの２点を大切に遊びのメニューを選んでいます。違う年齢、違う学校の子どもたちが一緒に楽しい経験を共有して、仲良くなっていく姿を見ると嬉しいです。最近は、子どもたちが習い事で忙しくて、みんなであそぶ時間を作るのが難しくなってきていますが、私たちのイベントや活動をそのきっかけにしてもらいたいと思っています。」と話してくださいました。
メイン活動の舞台鑑賞では“子ども向けだからこそ本物の舞台を見てほしい”という思いから選りすぐりの作品を鑑賞しています。質の高い演劇や音楽、パフォーマンスを生で感じることができるのも大きな魅力です。演劇鑑賞が好きな方、子どもの情操教育に何か始めたい方、子育て仲間や子ども同士の友達を広げたい方など、興味のある方は是非参加してみてください。
（※）「いま・むかしあそびがいっぱい！」は、子どもゆめ基金（独立行政法人国立青少年教育振興機構）助成活動により実施する異世代交流文化体験です。
★親子観劇サークル「とんがりコーンサークル」
活 動：年５回の鑑賞会ほか、各種イベントあり
活動場所：板橋区立文化会館、成増アクトホールなど
会 費：月1,500円 入会金500円
連絡先：（電話・FAX）03-3937-1518