北町に残る昭和レトロな喫茶店!~喫茶ボタン~

グルメ

マンションや新しいお店などができ、ここ北町の風景が目まぐるしく変わっていく令和時代。そんな中で、東武練馬駅の近くに昭和感漂う昔懐かしい喫茶店があるのをご存じですか?

東武練馬駅南口をでて徒歩2分ほど、いかにも昭和の喫茶店という外観に、きれいなステンドガラスが特徴的な「喫茶ボタン」さん。以前からとても気になっていましたが、勇気を振りしぼって入ってみました。

入口のドアを開けると、まさに昭和にタイムスリップしたような感覚。柔らかく座り心地のいい椅子に、昔懐かしいゲームテーブルはまだ現役のようです。

   

びっしり書かれたメニューを見ると、トーストなどの軽食からナポリタンやトンカツなどのガッツリ系まで様々な種類が!おいしそうな料理に目がくらみましたが、お昼を食べたばかりの私は、他ではあまり見かけないアーモンドオレを注文。

とても甘く、アーモンドの香りがふわっと香るアーモンドオレに舌鼓を打ちながら、店主の合田さんにお話を聞くことができました。

東京オリンピックが開催された1964年(昭和39年)。社会は、いままでの「復興」の流れから「楽しむ」という意識に変わっていき、この流れで多くの喫茶店がオープンしたといいます。

「喫茶ボタン」もこの年にオープンし、現在56年目を迎えています。今では珍しくなったレトロな喫茶店。この喫茶店を続けている理由について合田さんは次のようにおっしゃいます。

「時代とともに街の風景が移り変わっていく中で、お客様が気を張らずに安心して、落ち着くことができる空間を目指している。料理も家庭的で安心する味を提供しており、気軽にいらしてほしい。」

 

さらに、週1回の頻度で来店する常連のHさんにもお話を伺うことができました。
Hさんは近所でお仕事をされていて、お昼休憩によく利用されるそう。昭和レトロな喫茶店の雰囲気が好きで、ずっとこのお店を気になっていたようです。入ってみると予想通りの雰囲気に、ドハマりしてしまったとか。

「昔ながらの落ち着いた雰囲気に、他のお店と比べてもボリューミーで家庭的な味のメニュー。職場の同僚にもオススメしています。」と大絶賛。「こういう喫茶店が残っていること自体がすごい。ずっと残してほしい。」とおっしゃっていました。

北町に残る昭和レトロな喫茶店「喫茶ボタン」。目まぐるしく流れるこの時代だからこそ、落ち着いて昭和の雰囲気を味わってみませんか。一度入ってみると気に入ること間違いなし!ぜひ寄ってみてください。

 

<店舗情報>
●喫茶ボタン
住所:東京都練馬区北町2-39-2
営業時間:8:00~22:00頃(土日祭日は9:00~)