2023年7月1日(土曜日)
今年は雨の中、北町浅間神社にて山開き祭が行われました。
(神事は11時から)
◆練馬区の指定史跡 下練馬の富士塚◆
◆富士塚と丸吉講ののぼり旗◆
江戸時代中ごろから昭和初めころにかけて、
富士山に登拝する富士講や神奈川の大山に登拝する大山講などの山岳信仰者の集まりが練馬区内にもありました。
富士講は、霊峰富士に登り浅間神社に参拝することを目的に結成されたものです。
富士講がさかんになり、富士山に似せた富士塚が各地に築かれ、富士塚に登拝すると、実際に富士山に出かけたのと同じ御利益があるとされていました。
下練馬の富士塚は、高さが約5メートル、径が約15メートルあります。下練馬上宿、中宿の丸吉講によって、江戸時代に築かれたものと考えられます。
明治5年(1872年)と昭和2年(1927年)、平成27年には修復大工事を行いました。
昭和2年の修復工事は、関東大震災で被災したことから改修し、
こののぼりもその時に作成されたものと思われます。
平成27年(2015年)の改修では、測量の結果、海抜の高さで、37.76メートルと判明しました。
なんと、富士山の100分の1であることが判明したものです。
現在も町会の有志により、7月1日に山開き祭が行われています。
登頂された方には、特別な記念品をプレゼント
町内会の皆さんと
山開き祭の様子はこちらから
来年も、皆さまのご登頂、ご参拝をお待ちしております。