こんにちは!ノースファミリー実行委員会です。
このところすっかり「ちがや馬」ブーム。
今度の日曜日はいよいよ7月7日ですね。
今回は・・・いえ、今回も(笑)、七夕かつ北町にちなんだイベントの模様をお届けします。
私たちが昨年後援した「ちがや馬づくり講習会」でお招きした、練馬区登録制作技術保持者の丹羽幸男さん(北町三丁目在住)を講師に迎え、本物の茅(ちがや:イネ科の多年草)を使っての実演イベントが開催されるとの情報をキャッチ。
早速、6月28日(金)に、区立石神井公園ふるさと文化館で行われた「ちがや馬」づくりの実演の様子を取材してきました。
会場となった、かわらぶき屋根の旧内田家住宅の板の間に集まった観客は20名ほど、すっかり気分は江戸時代にタイムスリップです。
まずは、頭をもたげた姿が勇壮な雄馬から作ります。
本物の茅による七夕用「ちがや馬」は、昨年の講習会で代替品の和紙畳で制作したものよりも大きく、体長30㎝ほどの自然な褐色の馬になりました。
観客の皆さんは、茅が結われ、馬が制作される、その巧みな手つきを静かに食い入るように見つめていました。
続いて、うつむきかげんで控えめな雌馬。今度は、丹羽さんは、「語り部」として、子どもの頃の農家での生活ぶりなどを、観客の皆さんに語り掛けながら作ってくださいました。最後に馬の形を整えるハサミが入り、床に雄雌一対の「ちがや馬」が並べられると大きな拍手が沸き上がりました
この後、旧内田家住宅の庭先に飾られた七夕飾りに、完成した「ちがや馬」を縄で括り付けて実演会は終了しました。
丹羽さんが実演会で作られた「ちがや馬飾り」は、7月7日(日)まで見ることができます。お近くにお越しの際にはどうぞお立ち寄りください!
練馬区内には2名の「ちがや馬」づくりの練馬区無形民俗文化財保持者がいらっしゃいます。その技術と語り部の伝承を、私たちノースファミリー実行委員会は応援していきます!
◆「ちがや馬」づくりに興味を持たれた方はこちらまで◆
ちがや馬保存会・北町旧跡研究会 03-3934-2878(ハーモニー北町)